エコルド川口教室 エコルド川口教室

苦手なことも楽しい遊びを通して切り替えていけるようにサポートします。

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保育士・社会福祉士のつばきです。

 

今回は、あるお悩みのケースをきっかけに思い出した私が以前担当したお子様の支援の一例についてご紹介します。

 

あるお子様Aくんは、傘が怖い(いきなり「ばっ」と開いたことにびっくりして傘が使えなくなってしまったお子様)の支援の一例をご紹介します。

 

お子様にとっても怖いことや不安なことも遊びを通して不安を緩和し、自信をつけていくことも可能です。

 

※ケースは個人が特定されないように、多少変えています。またご家族からは許可を頂き記載させていただいています。

 

①傘が怖いから傘を使って遊んでみよう。

 

傘が怖いならば、傘を楽しい遊びの中に使えばいいかもしれない。

私はそう考え、あるお子様Bくん(元気いっぱい。シャイなところもあるが、慣れた人とは思いっきり遊ぶことが出来るお子様。人が大好きなお子様。)とのグループ療育で「玉入れ」を提案しました。

そのグループ療育の中で登場するのが「かさ」です。

透明な傘にボールを入れてもらい、Aくんは怖がるのでAくんについてくれている先生と一緒にボールを投げます。ボールを投げると私が持っている傘を少し回し、透明の傘からカラーボールがくるくる回る様子が見えるようにします。

 

お子様の掛け声に合わせてボールが傘から飛び出て虹の様になります。

 

もちろん傘だけでなく、様々な箱を用意しておいて玉入れを楽しみます。

 

Bくんが「傘がお花みたいだね(色がいっぱいあるからだと話を聞いていくと分かりました)」と言ってくれたことを皮切りに、支援員2人とAくん、Bくんで透明の傘に油性のマッキーで色を塗ります。

 

色とりどりの色が塗られた傘を暗いお部屋に持って行き、懐中電灯を当てると、虹色の様にきれいです。最後は暗いお部屋に段ボールを置いて、傘を載せて、虹色のテントを作ってキャンプごっこをしました。

 

その後お子様は、傘をみても怖がらず、「ばっ」と勢いよく出てくるタイプでない傘であれば一人で傘をさすことが出来たそうです。

 

②苦手なものを排除することは簡単だけど、遊びと遊びの中での成功体験を通して、苦手を緩和させていくこともできるかもしれません。

 

お子様にとって苦手なものや辛いことから回避することは簡単かもしれません。その一方で、回避してしまうことで、回避した結果その子が得られたかもしれない経験が得られず、お子様の体験できる経験を減らしてしまうかもしれません。

 

お子様に無理のない形で、1つずつ楽しい遊びや経験を通して、出来た!とお子様が実感できる経験を糧に、少しずつお子様は療育室の外でも出来ることが増えていくかもしれません。

 

私たちエコルド川口では、お子様の無理のない形で子どもたちの好きなものや興味のあるものを通して療育させていただいています。お子様への子育ての悩みなど何かございましたらお気軽にご連絡ください。

 

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