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私たちが子どもたちの主体性を大切にする2つの理由

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こんにちは。保育士・社会福祉士のつばきです。

今回は、私たちが大切にしている「お子様が主体的に取り組む」という考えの意図の1つを感覚統合の考え方の一例を紹介しながらご紹介します。

 

私たちは日々のお子様の様子を見て、お子様が出来そうなことを楽しんで取り組めるように教材や環境設定を工夫しお子様の性格や好きなこと得意なことに合わせて療育させていただいています。

 

今回はなぜお子様が主体的に取り組むことを大切にしているのかご紹介します。

 

①感覚統合の視点から、主体性を大切にする。

 

私たちがお子様と関わる際に、主体性を大切にする理由の1つの理論として、感覚統合理論があります。

 

感覚統合理論とは、「脳に入ってくる様々な感覚情報の交通整理をするプロセス」のことをいいます。

参考:https://usagawaken.com/wp-content/uploads/2017/11/%E6%84%9F%E8%A6%9A%E7%B5%B1%E5%90%88%E3%80%80%E6%9C%A8%E6%9D%91%E9%A0%86.pdf

 

感覚統合がなされていると、周りの刺激(急な外の音や光などの外部刺激)に対して、集中力を切らされることなく集中できる時間が増加し、自分の行動を制御できる、例えば、順番を待つような自分自身に負荷のかかる行動を制御することが出来ます。

 

この感覚統合理論を提唱した、エアーズが大切にしている考えが以下あります。

 

① 子供たちが自分から求めている、楽しいと思える活動(やってみたい)を、

② 子供たち自身が自分から能動的に行い(やらされるのではなく)、

③ うまくいったと実感できること(成功体験)

 

この3つがそろっている時、感覚統合機能が最も発達するというのが、感覚統合療法の基本的な考えです。

 

感覚統合理論がもっとも発達する時に、脳のシナプス(神経細胞)の伸長が最も効果的に行われると言われる研究もあるそうです。

 

参考:http://www.nara-pho.jp/reha/rehabilitation/reha_si.html

 

 

②モンテッソーリ教育の考え方から、主体性を大切にする。

 

もう1つ大切にしている考えに「モンテッソーリ教育」と呼ばれる考え方があります。

モンテッソーリ教育とは、医師のマリア・モンテッソーリによって行われている教育法です。

 

モンテッソーリ教育で大切にされていることとして、「子どもは自分で自分を成長させていく力を持っていて、適切な時期に適切な環境が与えられれば自分で成長する。」という考え方があります。

 

子どもにあった適切な環境設定を行う中で、お子様が主体的に選択していくことを保証し、お子様の発達を促していくという教育法です。

 

お子様が自分で選んだものは、誰かに強制されたものよりも、より繰り返すでしょう。お子様は誰かにやらされるよりも自ら行うことでその活動に集中できる可能性があります。

 

お子様にあった適切な環境設定の中で、お子様が自らやると決めたことをお子様の状況に合わせて補助をしながら、お子様が「できた!」と思えるように支援していくこと、その中で集中力をもって活動に取り組めることや、頑張った末に出来た成功体験を通してお子様は達成感や成功体験をしっかり味わうことが出来るでしょう。

 

もちろん、私たちが感覚統合理論やモンテッソーリ教育だけを療育に組み込んでいるわけではないですが、お子様の状況を丁寧にアセスメントし、お子様に最適な環境設定を行ったうえで、お子様の主体性を大切にしながら療育をしています。

 

 

③まとめ

 

いかがでしたか?私たちはお子様の主体性を大切に日々療育させていただいています。

子どもたちの、やってみたいという気持ちを大切にし、一人一人の子どもたちの気持ちに寄り添いながら支援させていただいています。

私たちの施設では発達障害をお持ちのお子様やその保護者様のために無料相談を実施しています。育児の悩みや進路の悩みなどありましたらお気軽にご連絡ください。

 

 

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