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障害のある子どもたちも、きょうだい児も、その家族も、みんなが笑顔で生きられる世界へ

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今回は、素敵な取り組みをされている方をご紹介します。

 

今回は絵本作家でYouTubeの方に絵本を紹介していらっしゃる「たんぽぽ母ちゃんのブログ」をご紹介します。

 

参考:たんぽぽ母ちゃんのブログ

 

たんぽぽかあちゃんの作者の「庄司あいかさん」は、障害児のお子様を子育てされているお母さまで、ご自身の経験から、自分の様に、子育てや使える制度を調べる事で大変な思いをする保護者様を減らすために、障害児への子育て情報や使える制度などをwebにて情報発信なさっています。それ以外にも、「障害のある子どもたちも、きょうだい児も、その家族も、みんなが笑顔で生きられる世界」という目標に向けて、現在YouTubeにて絵本の読み聞かせ動画が公開されています。

 

今回は実際に絵本の療育での生かし方を記載しながら、庄司さんの取り組みについてご紹介させていただきます。

 

絵本を使った関わりが与える影響について

 

まずは絵本がお子様や利用者にどんな効果があるのか解説します。

 

2018年に発表された、小嶋映子さんの絵本を使った実践報告である「重症心身障害を持つ利用者への個別活動で快表出を促す試み」では、抑揚をつけて読むなどの工夫を通して、利用者の快表出が増えたと報告されました。

参考:日本重症心身障害学会 P-1-A19 重症心身障害を持つ利用者への個別活動で快表出を促す試み

 

2015年に発表された、牧野七重さんらが発表した実践報告である「重症心身障害者の覚醒および相互作用的な関わりに有効な働きかけについての考察 −絵本の読み聞かせを媒体とした関わりを通して−」では、絵本の読み聞かせ時に覚醒している利用者が、絵本の読み聞かせ中に覚醒が維持されやすいと報告されました。

参考:日本重症心身障害学会 P-1-F06 重症心身障害者の覚醒および相互作用的な関わりに有効な働きかけについての考察−絵本の読み聞かせを媒体とした関わりを通して−

 

このように、絵本を使った関わりが、利用者や子どもにとってより豊かな時間になることを助ける可能性や、お子様が集中し覚醒している状態を維持できる可能性があるのです。

 

保育園でも、保育士の膝の上で本を読んでもらった子どもが安心した素敵な時間を過ごしているような光景もよく見られます。

 

絵本を聞かせてもらうことで、お子様や障害をお持ちの方がより幸せな時間を過ごせるのかもしれません。

 

庄司さんが取り組まれているもの

 

次に庄司さんが実際に取り組まれている絵本についてご紹介します。

 

庄司さんは自身のホームページで、様々な本を掲載しています。

 

今回はその一部分を紹介させていただきます。

 

みてみて

お子様が何かを目で追うことを通して、その後の目を使った活動(目で見て、手足を動かすような目との協調運動)の土台になると言われています。

 

目で見る活動の中で、クーゲルバーンなどのおもちゃを使用して追視出来る場面を作る療育もありますが、こちらの絵本でも追視が出来る場面が作れます。

目で見て分かりやすいぱきっとした色が非常に印象的です。

 

参考:みてみてYouTubeページ

 

よけろ!

絵本の物語に入りながらお子様とふれあい、身体を揺らしたり、触れ合う中でお子様と言葉だけでなく身体を通しても感情の共有が出来ます。ふれあい遊びのような形で安心した雰囲気で絵本を読むことで、お話を聴くだけでなく、身体を触れ合うことができます。

 

参考:よけろ!YouTubeページ

 

これ以外にも素敵な絵本が沢山紹介されています。

 

加えて、庄司さんのホームページでは利用できる制度の紹介や、素敵なおもちゃの紹介、庄司さん自身の体験談が掲載されています。

 

庄司さんが障害をお持ちのお子様だけでなく保護者様の為に、何かできたらと思う優しい思いがブログには随所に感じられます。

 

まとめ

 

今回は素敵な取り組みをなさっている方を紹介させていただきました。

 

私たちも、障害をお持ちのお子様および障害をお持ちのお子様を抱えてお悩みの保護者様の力になりたいと考えています。

 

何かありましたら私たちも力になれればと思っているのでお気軽にご相談ください。

 

■「たんぽぽ母ちゃんのブログ」絵本一覧ページ

https://tanpopokaachan.com/hattatu-ehon-aika-shoji/

 

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