1対1で向き合う中でお子様の「できた!」を増やします。
こんにちは。保育士ライターのつばきです。
「お子様に絵本読みやお絵かきってお子様のどんな発達に有効なのでしょうか?」
「1対1で出来ることが増えるとどんないいことがあるのでしょうか?」
こんなお悩みはありませんか?
実際に通所支援事業所選びをする際、個別療育、集団療育どちらがお子様が向いているのかお悩みなのかもしれません。
私たちエコルドでは、個別的な関わりも大切にしながら集団療育を主に療育に取り組んでいます。
今回は論文を使いながら、集団療育のなかでの個別療育についてどんな効果があるかその一例についてご紹介します。
参考:松尾裕美・阿南寿美子(2021)乳幼児の発達を促す遊び― 遊びの中で育まれる 10 の姿 ―
目次
個別療育ケース1:絵本を読む。
保護者様や療育者に読んでもらう機会のある絵本です。絵本では、お子様は文字が読めなくても絵を見ながら、保護者様や療育者の抑揚のある絵本のお話を聞くことで、「お話の世界」に入れる魔法のアイテムです。
お昼ご飯を食べた後に、食休みとして絵本を読んでもらうことが多いですが、絵本を読むことによって、「言葉で伝えあうこと、伝え方を知ること」が生まれるきっかけとなります。具体的には、登場人物との掛け合い、音の響きを知ることで音や言葉や文字に興味をもつお子様もいます。
加えて、数や平仮名などの文字に興味を持つきっかけが生まれる可能性もあります。具体的には、おおきな「つ」と小さい「つ」では読み方が違うことを知る場合もあるでしょう。
お子様に、小学校に通う前に、お勉強としてではなく生活の中で自然に文字や言葉について知るきっかけにもなります。
加えて、お子様がどんな部分に注目するのか?というお子様の好みや好きなものを見守り次の療育に生かします。
個別療育ケース2:お絵かきをする。
お子様がお絵かきをする中で、お子様自身が絵の世界に入り込んで、頭の中では想像力や発想力を生かしてどこに何を描くのかイメージしながら遊んでいます。
絵を描くことで指先も使い、脳神経が刺激されます。絵を描く中で筆やタンポなどの道具を使う際は、道具の使い方を理解することでルールの理解を促すことにもなります。
また、色がいくつもあること、同じ色でも色の塗り方や使う道具の違いによって色の発色が違うことで色の奥深さに気づくきっかけにもなるでしょう。
色が混ざることで色が変化する色の不思議さにも気づくきっかけになるかもしれません。
また療育者側もお子様がどのような絵を描くのかを通して、どの程度指先の発達が進んでいるのか確認することが出来ます。例えば、お子様が丸(○)や十字を療育者の真似をして描けるようになってから、四角や人物画を描き始めるケースが多いと言われています。
療育者はお子様がどんな絵を描くのか知ることで、どのようなことに興味を持っているのか知ることが出来、日々お子様にどんな療育を提供していけばよいのか考えるヒントにしています。
まとめ
いかがでしたか?
私たちはお子様の好きなものを取り入れながら日々療育をさせていただき、療育の中でお子様の様子を見させていただき、できた!が増えるようなサポートをさせていただきます。そのうえで、お子様が現状どのような発達段階にいるのか確認し、日々の療育をお子様の状況と保護者様のニーズに合わせて柔軟に行っています。何かありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。
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