発達障害の保護者様必見!サポートブックについて
保育士のつばきです。
今回は「サポートブック」についてご紹介します。
お子様の進学や引っ越しがこれから多い時期が来ると思います。
保護者様の中には、お子様が環境の変化によって気持ちが不安になることを恐れている場合はありませんか?
今回はサポートブックについてご紹介します。
①サポートブックについてご紹介します。
サポートブックについてまずはご紹介します。
サポートブックとは「乳幼児期から成人期に至るまで、各ライフステージにおける成長の過程、各支援機関での相談内容や支援の記録を整理しておくことにより、一貫した支援が受けられるようにするなど、将来その情報が必要になったときに活用していただくことのできるもの」です。
参考: https://www.city.gifu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/004/692/supportbook_r4.4.pdf
サポートブックを利用することで、お子様が環境を移行した際に、お子様のことをよく知ってもらったうえで支援を受けることが出来る可能性が広がり、お子様が環境移行しやすくなる可能性があります。
たとえば、発語があまりないが、サインやジェスチャーが出来ることを事前にサポートブック等で伝えてあることで、お子様の発信や要求をしっかりキャッチして受け止める状況を作ることが出来る可能性が広がります。
すると、お子様の中で、「自分は受け入れてもらえている」と感じられるかもしれません。
それ以外のも、お子様の苦手なものを事前に聞いておくことで、お子様の状況に合わせて支援プログラムを考えていけ、考慮できる可能性があります。
具体的ですと、聴覚過敏とわかっている場合、事前にイヤーマフを用意しておき、クールダウンスペースを作る事も可能かもしれません。
サポートブックでは、発達検査や医療機関での受信歴等も記載することができます。これらを今後利用する施設に知ってもらうことでよりお子様の状況をアセスメントし、的確な支援が受けられる可能性が広がります。
②サポートブックについて児童発達支援事業所・放課後等デイサービスからできること
続いて、サポートブックについて児童発達支援事業所や放課後等デイサービスでできることもご紹介します。
⑴サポートブックについて、保護者様が書いてきたものに対して、追記し、一緒に作成をする。
サポートブックを一緒に作成し、保護者様がお子様の情報についてどう書いてよいかお悩みの際に、一緒に伝え方などを考えていくことはできます。
埼玉県では以下の形でサポートブックのひな形があり、各市区町村の紹介福祉課に連絡をすることでサポートブックを貰い、そちらに追記する形で作成することが出来ます。
参考:https://www.pref.saitama.lg.jp/b0614/siryousitu.html
⑵保護者様と一緒にサポートブックを作成後、次行く就学先に向けてサポートブックの資料を送ることが出来る。
児童発達支援事業所、放課後等デイサービスでは、「関係機関連携加算」と呼ばれる加算を取る仕組みがあります。
これは、事業所側が保護者様に加算を取る旨をあらかじめお伝えし保護者様に同意を頂いたうえで行える支援の1つです。
保護者様が一人でサポートブックを作る事が大変であるケースや、保護者様のお気持ち的に第三者にお子様の様子を事前に伝えておいてほしい場合に関係機関連携加算を取ることで、保護者様のお気持ちも含め、サポートブックを学校に共有するときに、事業所の支援員が学校に対して、お子様の状況をお伝えすることが出来ます。
お仕事で忙しい、家事や家庭の事情によって忙しい保護者様に合わせてサポートブックを作り学校に共有することで保護者様が過度な負担なくお子様の様子を学校等にお伝えする子が出来ます。
③まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
環境移行ということで保護者様も様々な手続きややり取りでお忙しいかもしれません。
私たちは保護者様の負担を少しでも減らせるよう力になりたいと心から願っています。加えて、保護者様の負担を一緒に荷物を持たせていただくことで、結果的にお子様の気持ちが楽になりお子様がのびのび生きられるように支援出来たらと思っています。
些細なことでも何かありましたらいつでもご連絡ください
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