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感覚統合と粗大運動について

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こんにちは。保育士のつばきです。今回は粗大遊びと感覚統合についてご紹介します。

 

「うちの子なかなか発語が出ないんです。どうしたらいいでしょうか?」

こうお悩みのお子様の中には、粗大運動を沢山することで、身体の発達が促され、発語が出来るような体が整うことで発語が増えていく可能性があります。

 

今回は実際の遊びを伝えながら、粗大遊びと感覚統合についてご紹介します。

 

1.感覚統合とは?

 

感覚統合とは、「感覚統合とは1970年代にジェーン・エアーズという作業療法士が提唱したもので、様々な感覚器から得た情報を整理し、使いやすくする脳の働きのこと」を言います。

感覚統合を通して、「聴覚・視覚・触覚・前庭覚・固有受容覚などの感覚情報を土台とし、ピラミッド状に発達すると言われ、様々な活動を通して、ピラミッド状の下位部から発達していき様々な生活動作が獲得される」と言われています。

参考:河合香織(2018)どの子もできる, 体育学習を目指して―感覚統合に基づいた情緒通級指導学級における体育実践―

 

感覚統合のピラミッドによれば、音が区別できるようになるには、最下位部の「前庭感覚や固有感覚、触覚」などの原始感覚と呼ばれる感覚器官が発達することが必要となります。

 

そのため、前庭感覚や固有感覚などのを発達を促すことで、徐々にお子様が音を聞き分けることにつながり、発語につながるケースがあります。

 

2 前庭感覚や固有感覚とは?

 

続いてこれらの原始感覚について解説します。

 

①前庭感覚

前庭感覚とは、身体の傾きや重力を感じるような感覚です。前庭感覚が育つことで姿勢を維持することが出来、滑らかに眼球運動を行うことが出来ます。

前庭感覚を発達させるために、トランポリンやバランスボールを飛ぶことで上下の揺れによって前庭感覚を脳に刺激として送ることが出来ます。

それ以外にも、回転いすやハンモックなど1回転するような遊びを通して回るような揺れを体験し、前庭感覚を満たしていくことも可能です。

 

②固有感覚

固有感覚とは体の位置や動きを感じる部位です。固有感覚が育つことで、力加減が出来るようになり、情緒の抑制、ボディイメージなどが出来ます。

固有感覚を満たしていくには、木登りや綱引きなど手足の力を使って引っ張りよじ登るような動作も固有感覚を満たしていきます。ボルダリングやアスレチック遊び等も固有感覚を満たしていくには効果的です。

 

③触覚

触覚とは皮膚を通して、触ったり触れられたりすることを感じる感覚です。手先の器用さや着替えや身だしなみにも関係する感覚の1つです。

触覚遊びとして砂遊びや積木レゴ等の遊びを通して様々な肌触りの物に触れていくことも感覚遊びには効果的です。

 

実際に私たちの事業所でも公園遊び等も取り入れながら、楽しくお子様の発達を促しています。

 

3.実際の運動プログラムについて

 

最後に実際に運動プログラムについてご紹介します。

 

①サーキットについて

最初にご紹介するのはサーキットトレーニングです。止まる、動くなどの動作を通して、体の様々な感覚を刺激ます。加えて、平均台をすることで平衡感覚などを養うトレーニングになります。

 

参考:https://h-navi.jp/support_facility/facilities/161904/blogs/345145

 

②公園遊びについて

エコルド川口の近くには滑り台があります。滑り台で遊ぶ際に、姿勢を保持するために様々な運動機能を使ったり、階段をのぼる際に下肢を上手に使う機会を作ることができます。

 

参考:https://h-navi.jp/support_facility/facilities/161904/blogs/366365

 

③ラジオ体操も療育に?!

実際にラジオ体操等を療育に使っている施設もあるそうです!

 

参考:https://h-navi.jp/support_facility/facilities/163538/blogs/454484

私たちは無料相談も実施しています。

何かありましたらいつでもお気軽にご連絡ください。

 

 

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