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ボディイメージを育んで成功体験を増やす|ブックレビュー①

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こんにちは。保育士をしていますつばきです。

 

今回はエコルドの療育で生かせそうな良本を見つけたのでご紹介します。

 

今日ご紹介するのは、

「子どもの“困った行動”が減っていく?親子で楽しく解決!遊びのレシピ集」です。

 

 

本の著者と本のご紹介

 

こちらの作者は子どもと関わる仕事を10年以上されている保育士の「まさ~先生」です。

保育士として子ども達と向き合う中で、「発達障がい」を抱えたお子さまとも向き合い、発達に障がいがあるお子様が通う施設で保育士をされています。

 

実際に「まさ~先生」が向き合った子ども達との実践が詰まったアイデアや見立てが書かれており現場で働く私から見ても非常に目からうろこが落ちるような素敵なアイデアを沢山知ることができました。

 

今回は、「よく物にぶつかる・転びやすい子への関わり」についてご紹介していきます。

 

参考:子どもの“困った行動”が減っていく?親子で楽しく解決!遊びのレシピ集: 発達障害/自閉症スペクトラム/ASD/注意欠陥多動性障害/ADHD/保育/療育/子育て/育児 様々な場面で有効的な遊び・アプローチ紹介 Kindle版

 

よく物にぶつかる・転びやすいお子様への支援方法

 

あなたはこんな子を見たことはありませんか?

 

「足をあげて、目の前にあるものを飛び越えた、よけたつもりが足をひっかけて転倒してしまう。」

 

「視野が狭いのか歩いていて突然別の人が歩いてきたことに気づかずぶつかってしまう。」

 

これらのお子様は決してふざけているわけでも、わざとでもなく、「自分の体がどこからどこまであるのか?」分からなくて、ぶつかってしまう可能性があります。

 

「自分の体がどこからどこまであるのかについてのイメージ」がボディイメージになります。

 

発達がゆっくりなお子様の中には、ボディイメージが定まらず、自分の体の感覚が定まらなくて、けがをしやすかったり、ダンスや複雑な真似っこ体操等の動作の模倣で周りのお友達のようにすぐに習得することが難しい場合があるのです。

 

加えて、ボディイメージが定まらないことで、子どもが気づかないところでぶつかってしまう、例えばジャングルジムで、本人が気づかないがジャングルジムの格子の部分でぶつかってしまう場合もあり、保護者様は、「子どもが怪我しないように」と気を張ってしまうかもしれませんね。

 

こんなお子様に対して、「まさ~先生」は日々の遊びの中で、子ども達が楽しく、安心して過ごす中で、遊びを通して、ボディイメージを養うような支援を行ってきました。

 

具体的には、「タオルハンモック」、「トンネルくぐり」等の子どもたち自身が楽しめるような遊びを通して、ボディイメージを育んでいるのです。

 

詳しくは「まさ~先生」が記載した本に掲載されており、加えて保育士として働いていたため、寝かしつけの際のマッサージ方法など様々記載されています。

 

これ以外にも、ハロウィンで出来そうな「救出ゲーム」を通して、蜘蛛の巣のように張ったマスキングテープやスズランテープをよけて遊ぶことでボディイメージを育んでいくことも可能です。

 

参考に、「ヒーローを救え! クモの巣回避ゲーム」のゲームもボディイメージを養う素敵な遊びなので良ければ見てみてください。

 

参考:そうだ!ハロウィンだ! 感覚遊びをしよう

 

ボディイメージが育まれていくことで、様々な動作の土台となり、運動面でのお子様の成功体験が増えていく可能性があります。

 

エコルドでの療育での生かし方

 

エコルドでも実際に子ども達のボディイメージを育むような療育を行っています。

例えば、サーキットと呼ばれる療育プログラムの中で、平均台をトンネル状に利用して、「匍匐前進」をするようなプログラムも実施しています。

 

ご自宅でも段ボールをつなげてトンネルにしてハイハイで匍匐前進をすることで、制限された大きさの穴を自分の体がぶつからないように進む練習になります。

 

参考:匍匐前進を取り入れました。

 

それ以外にも、カラーテープを用いて、蜘蛛の巣くぐりを通してボディイメージを養うような療育プログラムも他拠点で行われているそうです。

 

私たちの拠点でも、お子様が楽しい遊びの中で、様々な発達が促せるように支援していきます。

 

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